31PM076|第31回 歯科衛生士国家試験 過去問
歯周病のリスクファクターを図に示す。 ③に分類されるのはどれか。1つ選べ。

解答・解説を見る
正解: d
正答
d:糖尿病
この問題のポイント
図の③には「年齢・性別・炎症反応」が入っており、個体の感受性を決める宿主因子の領域です。全身状態を選びます。
解説
歯周病発症・進行は、①歯周病原性細菌、②栄養・ストレス・歯磨き習慣など環境・行動因子、③年齢・性別・免疫炎症反応など宿主因子が重なって決まります。糖尿病、とくに血糖コントロール不良では終末糖化産物、炎症性サイトカイン、好中球機能、微小循環や創傷治癒が変化し、歯周組織破壊への宿主感受性が高まります。歯周炎も血糖管理へ悪影響を及ぼし得るため双方向の管理が重要です。
選択肢の確認
- a 学歴:健康情報へのアクセス、受療行動、社会経済状況などに関連する社会環境因子で、③の生物学的宿主因子ではありません。
- b 喫煙:本人が曝露する生活行動・環境リスクで、血管収縮や免疫応答変化を介して歯周病を悪化させますが図では②側です。
- c 食習慣:栄養摂取や生活行動に属し、図の「栄養」と同じ環境・行動因子②へ分類します。
- d 糖尿病:全身の代謝・炎症反応を変えて歯周病感受性を高める宿主因子なので③に該当します。
覚えるポイント
図は①微生物、②環境・生活行動、③宿主感受性。糖尿病は宿主因子、喫煙・食習慣・社会背景は環境側です。