32AM023|第32回 歯科衛生士国家試験 過去問
地域包括ケアシステムにおける基本的な活動圏域はどれか。1 つ選べ。
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正解: b
正答
b:中学校区
この問題のポイント
地域包括ケアシステムは、住み慣れた地域で医療・介護・予防・住まい・生活支援を一体的に受けられる体制であり、おおむね30分以内にサービスへ到達できる日常生活圏域を想定する。
解説
高齢者が重度の要介護状態になっても地域生活を続けられるよう、在宅医療、訪問介護、通いの場、見守り、住まいなどを切れ目なく結ぶのが地域包括ケアである。活動の基本単位となる日常生活圏域は、地理的条件、人口、交通事情、社会資源などを考慮して市町村が設定し、一般に中学校区程度の広さが目安とされる。市町村は保険者・計画策定主体として圏域を設ける側であり、市町村全域そのものを基本圏域とするとは限らない。都道府県や二次医療圏は、より広域の医療提供体制や調整に用いる区域である。
選択肢の確認
- a 市町村:介護保険の保険者であり地域包括ケア計画を進める主体だが、具体的な日常生活圏域は市町村内をさらに分けて設定される。
- b 中学校区:住民が日常的に移動でき、約30分で必要なサービスを利用できる範囲の代表的な目安である。
- c 都道府県:市町村支援や広域調整を担う行政区域で、身近な生活支援を組み立てる基本圏域としては広すぎる。
- d 二次医療圏:一般的な入院医療を完結させるための医療計画上の区域で、地域包括ケアの日常生活圏域とは目的が異なる。
覚えるポイント
「主体は市町村、活動単位は日常生活圏域、広さの目安は中学校区」と三段階で覚える。二次医療圏は入院医療の広域単位である。