34AM032|第34回 歯科衛生士国家試験 過去問
「ニュルンベルク綱領」の基本的原則に含まれるのはどれか。1つ選べ。
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正解: c
正答
c:被験者の自発的同意は絶対的本質的なものである
この問題のポイント
研究倫理に関する歴史的文書を、その成立背景と中心原則から識別します。
解説
ニュルンベルク綱領は第二次世界大戦後、非倫理的な人体実験への反省から示された研究倫理原則です。冒頭で被験者の自発的同意を絶対に不可欠とし、同意能力、自由意思、十分な説明と理解を求めます。さらに社会的に有益な結果、不要な苦痛の回避、危険と利益の均衡、被験者が中止できることなどを掲げます。診療上の患者の権利や医師の一般的義務を述べる文書と混同せず、「人を対象とする研究」と「自発的同意」を結び付けて判断します。
選択肢の確認
- a 医師は患者の健康を第一の関心事にする:医師の倫理に関する一般原則で、ニュルンベルク綱領の代表文ではありません。
- b 患者は医療を継続して受ける権利を有する:患者の権利に関する内容で、研究同意の原則ではありません。
- c 被験者の自発的同意は絶対的本質的である:綱領の中核原則なので正しいです。
- d 医療者は患者の最善の利益のために行動する:診療倫理の善行原則であり、固有の表現ではありません。
覚えるポイント
ニュルンベルク綱領は人体実験・自発的同意・不必要な苦痛の回避。ヘルシンキ宣言などとの系譜も整理します。