32PM071|第32回 歯科衛生士国家試験 過去問
歯周基本治療後のメインテナンス時に使用する機器の写真(別冊午後No.32A)と作動中の写真(別冊午後No.32B)を別に示す。 矢印で示すものに含まれるのはどれか。1 つ選べ。

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正解: c
正答
c:炭酸水素ナトリウム
この問題のポイント
写真は粉末と水・圧縮空気を噴射するエアポリッシング装置です。矢印のボトルには、従来型の研磨用粉末である炭酸水素ナトリウムが入ります。
解説
エアポリッシングは、炭酸水素ナトリウム粒子を水流とともに噴射し、歯面のバイオフィルムやたばこ・茶などの外因性色素を短時間で除去する方法です。ノズルを歯面へ直角に向け続けず、歯面から適切な距離と角度を保ち、吸引を併用して軟組織・気道への飛散を抑えます。ナトリウム負荷を避ける必要がある患者、露出根面、知覚過敏、軟組織近傍では適応を慎重に判断し、グリシンやエリスリトールなど低侵襲粉末を選ぶ場合があります。漂白薬や歯磨剤の発泡剤とは用途が異なります。
選択肢の確認
- a ケイ酸ナトリウム:無機ケイ酸塩で、写真のエアポリッシング装置に充填する標準的な歯面清掃粉末ではありません。
- b 過ホウ酸ナトリウム:酸化作用を利用して失活歯の髄腔内漂白などに使う薬剤で、噴射研磨粉末ではありません。
- c 炭酸水素ナトリウム:水・空気と混合して噴射され、歯面のバイオフィルムと外因性色素を物理的に除去します。
- d ラウリル硫酸ナトリウム:歯磨剤に配合される陰イオン界面活性剤・発泡剤で、研磨粒子として噴射しません。
覚えるポイント
エアポリッシングは万能な歯石除去法ではなく、主対象は軟性付着物と着色です。粉末の種類、歯面、全身状態、噴射角度を確認し、同一点へ長く当てないようにします。