34PM044第34回 歯科衛生士国家試験 過去問

過去問題

45歳の女性。下顎左側小臼歯部の歯が伸びて見えることを主訴として来院した。歯周基本治療後に、下顎左側第一小臼歯の歯根露出に対して根面被覆を目的に歯周形成術を行うことになった。手術中の口腔内写真を別に示す。行った手術はどれか。1つ選べ。

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正解: b

正答

b:遊離歯肉移植術

この問題のポイント

露出根面の被覆と角化歯肉増大を目的とした写真から、口蓋などの供給部より組織片を完全に切り離して移植する術式を選ぶ問題です。

解説

遊離歯肉移植術では、受容床を形成し、口蓋などから上皮と薄い結合組織を含む移植片を採取して完全に切り離し、受容床へ縫合・圧接します。主に角化歯肉幅の増大や口腔前庭の改善に用い、症例によって根面被覆も図ります。移植片は初期に受容床から栄養を受けるため、緊密な適合、血腫防止、不動化が生着に重要です。

選択肢の確認

  • a 歯肉剝離搔爬術:歯周ポケットへアクセスして根面・炎症組織を処置する術式です。
  • b 遊離歯肉移植術:供給部から切り離した移植片を受容床へ置く写真に一致します。
  • c 歯肉弁側方移動術:隣接歯肉を茎付きのまま側方へ移動します。
  • d 歯肉弁歯冠側移動術:根尖側の弁を歯冠側へ移動して根面を覆います。

覚えるポイント

遊離移植は供給部と完全分離、側方・歯冠側移動は血流を保つ有茎弁です。移植床の血流確保が鍵です。

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