33AM081|第33回 歯科衛生士国家試験 過去問
歯科診療所に来院した幼児に対して虐待を疑うのはどれか。1つ選べ。
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正解: c
正答
c:不潔な服装
この問題のポイント
幼児の虐待を疑う所見には、外傷だけでなく養育に必要な清潔保持や医療が継続的に与えられていないネグレクトの徴候があります。著しく不潔な服装は養育環境を確認すべきサインです。
解説
不潔な衣服、季節に合わない服、強い体臭、未処置の多数歯う蝕、受診の反復中断などが重なる場合、保護者が基本的な養育を提供できていないネグレクトの可能性を考えます。ただし一つの所見だけで虐待と断定せず、子どもの全身・口腔所見、説明と受傷機転の整合性、発達段階、来院行動を客観的に記録します。安全への懸念があれば院内で共有し、地域の児童相談所など適切な機関へ通告・相談します。
選択肢の確認
- a 多動:発達特性、不安、慣れない診療環境などでも生じる行動であり、それだけを虐待特有の徴候とは判断できません。
- b 肥満:食生活や体質、内分泌疾患など多様な要因で生じるため、単独では虐待を最も疑う所見になりません。
- c 不潔な服装:衣服や身体の衛生が継続して保たれていない場合、基本的養育の不足であるネグレクトを疑う手掛かりになります。
- d 歯科治療への恐怖心:幼児には一般的にみられ、過去の不快な治療経験や発達段階でも説明できる非特異的な反応です。
覚えるポイント
虐待対応では「疑い」の段階で子どもの安全を優先します。所見を断定的に解釈せず、日時、部位、形状、子ども・保護者の説明をそのまま記録して組織で対応します。