33PM011第33回 歯科衛生士国家試験 過去問

過去問題

アムホテリシンBが有効なのはどれか。1つ選べ。

解答・解説を見る

正解: c

正答

c:口腔カンジダ症

この問題のポイント

アムホテリシンBは真菌細胞膜のエルゴステロールへ結合するポリエン系抗真菌薬です。Candida属の増殖による口腔カンジダ症に用いられます。

解説

アムホテリシンBは真菌細胞膜に孔を形成し、細胞内のカリウムなどを漏出させて抗真菌作用を示します。口腔カンジダ症では内用液やシロップ等を病変へ十分接触させる製剤が用いられます。義歯装着、吸入ステロイド、抗菌薬、口腔乾燥、糖尿病、免疫抑制などの背景因子も評価し、義歯清掃や吸入後洗口を併せます。細菌・ウイルス・腫瘍・侵害受容性疼痛を治療する薬ではありません。

選択肢の確認

  • a 頭頸部癌:悪性腫瘍には手術、放射線療法、抗がん薬などを組み合わせ、抗真菌薬で腫瘍細胞を治療しません。
  • b 抜歯後疼痛:組織損傷による炎症性疼痛には鎮痛薬や局所処置を行い、真菌膜標的薬は鎮痛作用をもちません。
  • c 口腔カンジダ症:Candidaの細胞膜エルゴステロールへ結合して膜機能を障害するため、真菌性口腔感染に有効です。
  • d ヘルペス性口内炎:単純ヘルペスウイルス感染にはアシクロビル系などの抗ウイルス薬を用い、真菌薬は作用しません。

覚えるポイント

アムホテリシンB=エルゴステロール標的の抗真菌薬です。白苔を見ただけで使わず、擦過所見、培養・鏡検、背景因子からカンジダ症を確認します。

関連問題

33PM01033PM012
学習アプリでこの問題を解く(記録・メモ・カード化)