Y2022M10E2Q16|第2022年10月公表(第二種) 第一種・第二種衛生管理者免許試験 過去問
厚生労働省の「職場における腰痛予防対策指針」に基づく腰痛予防対策に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
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正解: 3
正答
3
この問題のポイント
腰部保護ベルト、重量物の取扱重量、腰痛健康診断の周期及び立ち作業の環境について問う問題です。
男性の目安は体重のおおむね40%以下、女性の目安は男性が取り扱える重量の60%位です。
解説
「職場における腰痛予防対策指針」では、人力だけで重量物を取り扱う場合、満18歳以上の男性労働者については、体重のおおむね40%以下となるよう努め、満18歳以上の女性労働者については、男性が取り扱うことのできる重量の60%位までとするよう示しています。したがって、選択肢3が正しい記述です。
腰部保護ベルトは、効果に個人差があるため、全員に一律に使用させるものではありません。また、腰部に著しい負担のかかる作業に常時従事する労働者の腰痛健康診断は、配置時及びその後6か月以内ごとに1回実施します。
立ち作業では、床面に適度な弾力性を持たせ、作業靴にもクッション性のあるものを用いるなど、腰部や下肢への衝撃と疲労を軽減します。
ひっかけポイント
男性の重量目安を50%、腰痛健康診断の周期を1年とする数値の置換に注意します。正しくは、それぞれおおむね40%以下、6か月以内ごとに1回です。
衛生管理者としての実務ポイント
取扱重量の制限だけに頼らず、自動化・省力化、台車等の補助機器、作業姿勢、取扱回数、休憩及び人員配置を組み合わせて腰部負担を減らします。
選択肢の確認
1.腰部保護ベルトは、重量物取扱い作業に従事する労働者全員に使用させるようにする。
誤り。
腰部保護ベルトの効果には個人差があるため、一律に使用させず、個人ごとに効果を確認して使用の適否を判断します。
2.重量物取扱い作業の場合、満 18歳以上の男性労働者が人力のみにより取り扱う物の重量は、体重のおおむね 50%以下となるようにする。
誤り。
満18歳以上の男性労働者については、体重のおおむね50%以下ではなく、40%以下となるよう努めます。
3.重量物取扱い作業の場合、満 18歳以上の女性労働者が人力のみにより取り扱う物の重量は、男性が取り扱うことのできる重量の 60%位までとする。
正答。正しい。
指針では、満18歳以上の女性労働者について、男性が取り扱うことのできる重量の60%位までとしています。
4.重量物取扱い作業に常時従事する労働者に対しては、当該作業に配置する際及びその後 1年以内ごとに 1回、定期に、医師による腰痛の健康診断を行う。
誤り。
腰部に著しい負担のかかる作業に常時従事する労働者の腰痛健康診断は、配置時及びその後6か月以内ごとに1回行います。
5.立ち作業の場合は、身体を安定に保持するため、床面は弾力性のない硬い素材とし、クッション性のない作業靴を使用する。
誤り。
立ち作業では、床面に適度な弾力性を持たせ、クッション性のある作業靴を使用するなど、下肢と腰部の負担を軽減します。
覚えるポイント
- 腰部保護ベルトは、一律に使用させず、個人ごとに効果を確認する。
- 男性の取扱重量は、体重のおおむね40%以下を目安とする。
- 女性の取扱重量は、男性が取り扱える重量の60%位までとする。
- 腰痛健康診断は、配置時及びその後6か月以内ごとに1回行う。
- 立ち作業では、床面や作業靴に適度なクッション性を持たせる。