Y2024M10E1Q9第2024年10月公表(第一種) 第一種・第二種衛生管理者免許試験 過去問

第一種関係法令(有害業務)粉じん障害防止規則

粉じん障害防止規則に基づく措置に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。ただし、同規則に定める適用除外及び特例はないものとする。

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正解: 2

正答

2

この問題のポイント

この問題では、粉じん障害防止規則に基づく発じん抑制、換気、除じん装置、作業環境測定、記録保存が問われています。

第一種衛生管理者試験では、粉じん対策を作業環境管理の代表例として整理することが重要です。

解説

粉じん作業では、粉じんの発生を抑えることが基本です。屋内の特定粉じん発生源については、密閉設備、局所排気装置、プッシュプル型換気装置、湿潤化など、発生源の区分に応じた措置を講じます。

また、特定粉じん作業以外の粉じん作業を行う屋内作業場でも、全体換気装置による換気などが必要になります。

選択肢2では、ヒュームに対する除じん装置をサイクロン方式でなければならないとしています。しかし、ヒュームは非常に細かい粒子であり、サイクロン方式が適切なものとして限定されるわけではありません。ヒュームでは、ろ過除じん方式や電気除じん方式などを考えるのが基本です。

したがって、選択肢2が誤りです。

作業環境管理のポイント
粉じん対策では、まず発生源を抑えることが重要です。密閉化、湿潤化、局所排気、プッシュプル型換気、清掃、呼吸用保護具を組み合わせます。

ひっかけポイント
サイクロンは遠心力で粉じんを分離する方式ですが、細かいヒュームに対して「サイクロンでなければならない」とは覚えません。粉じんの種類と除じん方式の組合せを確認します。

選択肢の確認

1.屋内の特定粉じん発生源については、発生源の区分に応じて、密閉する設備、局所排気装置、プッシュプル型換気装置若しくは湿潤な状態に保つための設備の設置又はこれらと同等以上の措置を講じなければならない。
記述としては正しい。
屋内の特定粉じん発生源では、発生源の区分に応じて、密閉設備、局所排気装置、プッシュプル型換気装置、湿潤化などの措置を講じます。発生源対策が基本です。

2.特定粉じん発生源に係る局所排気装置に、法令に基づき設ける除じん装置は、粉じんの種類がヒュームである場合には、サイクロンによる除じん方式のものでなければならない。
正答。記述としては誤り。
ヒュームは細かい粒子であり、サイクロンによる除じん方式でなければならないわけではありません。ヒュームでは、ろ過除じん方式や電気除じん方式などが問題となります。

3.特定粉じん作業以外の粉じん作業を行う屋内作業場については、全体換気装置による換気の実施又はこれと同等以上の措置を講じなければならない。
記述としては正しい。
特定粉じん作業以外の粉じん作業であっても、屋内作業場では粉じん濃度を低減するため、全体換気装置による換気又は同等以上の措置を講じます。

4.常時特定粉じん作業を行う屋内作業場については、6か月以内ごとに 1回、定期に、空気中の粉じんの濃度の測定を行い、その測定結果等を記録して、これを 7年間保存しなければならない。
記述としては正しい。
常時特定粉じん作業を行う屋内作業場では、6か月以内ごとに1回、定期に空気中粉じん濃度を測定します。測定結果等は7年間保存します。

5.土石、岩石又は鉱物に係る特定粉じん作業を常時行う屋内作業場について、法令に基づき空気中の粉じんの濃度の測定を行うときは、当該土石、岩石又は鉱物中の遊離けい酸の含有率が明らかな場合を除き、当該粉じん中の遊離けい酸の含有率を測定しなければならない。
記述としては正しい。
土石、岩石、鉱物に係る粉じんでは、遊離けい酸の含有率が重要です。含有率が明らかでない場合は、粉じん中の遊離けい酸含有率を測定する必要があります。

覚えるポイント

  • 粉じん対策は、密閉化、局所排気、プッシュプル型換気、湿潤化を中心に考えます。
  • 常時特定粉じん作業を行う屋内作業場では、6か月以内ごとに1回測定し、結果等を7年間保存します。
  • ヒュームには、サイクロン方式でなければならないという覚え方はしません。

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