32AM28|第32回 柔道整復師国家試験 過去問
柔道整復理論・外傷学軟部組織損傷膝靱帯・半月板
膝関節内側側副靱帯損傷で正しいのはどれか。
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正解: 2
正答
2
この問題のポイント
膝関節内側側副靱帯は、膝の内側にあり、膝が外反方向へ崩れるのを制動します。
損傷すると、外反動揺性がみられます。
解説
膝関節内側側副靱帯は、膝関節の内側安定性に関係する靱帯です。
外側から内側へ加わる外力などで膝が外反強制されると、内側側副靱帯が損傷しやすくなります。
検査では、膝関節に外反ストレスを加えたときに内側が開くかを確認します。これを外反動揺性といいます。
膝の靱帯損傷では、どの方向の不安定性がどの靱帯に対応するかを整理することが重要です。
鑑別のポイント
内側側副靱帯は外反ストレス、前十字靱帯は前方引き出しやラックマンテスト、後十字靱帯はサギングや後方引き出し、半月板は嵌頓症状やマックマレーテストと結びつけます。
選択肢の確認
1.嵌頓症状
誤り。
嵌頓症状は、半月板損傷でみられやすい所見です。断裂した半月板が関節内で引っかかり、ロッキングのような症状を起こします。内側側副靱帯損傷の代表所見ではありません。
2.外反動揺性
正しい。
内側側副靱帯は膝の外反を制動します。損傷すると外反ストレスで膝内側が開きやすくなり、外反動揺性がみられます。
3.膝後面の疼痛
誤り。
膝後面の疼痛は、後十字靱帯損傷、ハムストリングス、膝窩部の病変などを考える所見です。内側側副靱帯損傷では、膝内側部の疼痛や圧痛が重要です。
4.前方引き出し陽性
誤り。
前方引き出しテスト陽性は、前十字靱帯損傷を疑う所見です。内側側副靱帯損傷の代表的な検査所見ではありません。
覚えるポイント
- 内側側副靱帯は膝の外反を制動する。
- 内側側副靱帯損傷では外反動揺性がみられる。
- 前方引き出し陽性は前十字靱帯損傷。
- 嵌頓症状は半月板損傷で重要。