32AM29第32回 柔道整復師国家試験 過去問

柔道整復理論・外傷学軟部組織損傷膝靱帯・半月板

前十字靭帯損傷で正しいのはどれか。

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正解: 1

正答

1

この問題のポイント

前十字靱帯損傷は、スポーツ外傷で重要です。

非接触型の受傷では、ジャンプ着地、急停止、方向転換などで発生し、単独損傷としてみられることがあります。

解説

前十字靱帯は、脛骨が大腿骨に対して前方へ移動するのを制動する靱帯です。

損傷すると、膝くずれ感、膝関節の不安定性、関節血腫による腫脹などがみられます。受傷直後から腫脹が強くなることも多いです。

検査では、ラックマンテスト、前方引き出しテスト、Nテストなどが重要です。

サギングは後十字靱帯損傷でみられる所見です。前十字靱帯損傷と後十字靱帯損傷の検査所見を混同しないようにします。

ひっかけポイント
前十字靱帯損傷は、非接触型では単独損傷が多く、接触型や強い外力では内側側副靱帯や半月板損傷を合併しやすくなります。

選択肢の確認

1.非接触型の運動では単独損傷が多い。
正しい。
前十字靱帯損傷は、ジャンプ着地、急停止、方向転換などの非接触型の運動で起こることがあります。この場合、前十字靱帯の単独損傷としてみられることがあります。

2.腫脹は軽度なことが多い。
誤り。
前十字靱帯損傷では、関節内出血により腫脹が比較的早期に強く出ることがあります。腫脹が軽度なことが多いという記述は不適切です。

3.早期に観血療法を行う。
誤り。
前十字靱帯損傷では、年齢、活動性、合併損傷、スポーツ復帰の必要性などに応じて治療方針を決めます。すべての例で早期に観血療法を行うわけではありません。

4.サギングがみられる。
誤り。
サギングは、脛骨が後方に落ち込む所見で、後十字靱帯損傷で重要です。前十字靱帯損傷の代表所見ではありません。

覚えるポイント

  • 前十字靱帯は脛骨の前方移動を制動する。
  • 前十字靱帯損傷では腫脹、膝くずれ、不安定性が重要。
  • 非接触型では単独損傷が多い。
  • サギングは後十字靱帯損傷でみられる。

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