32PM81|第32回 柔道整復師国家試験 過去問
柔道整復理論・外傷学骨折各論橈骨遠位端・手部骨折
マレットフィンガーⅢ型で正しいのはどれか。
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正解: 4
正答
4
この問題のポイント
マレットフィンガーは、DIP関節の伸展機構が障害され、DIP関節が伸ばせなくなる外傷です。
Ⅲ型でも、基本はDIP関節伸展位固定を押さえます。
解説
マレットフィンガーは、ボールが指先に当たるなどしてDIP関節に外力が加わり、終止腱や末節骨基部が損傷することで起こります。
DIP関節が屈曲位となり、自動伸展が困難になります。治療では、損傷した伸展機構を保護するため、DIP関節を伸展位で固定します。
分類では、腱性損傷、裂離骨折、関節面を含む大きな骨片や掌側亜脱臼を伴う型などがあり、Ⅲ型は重症度が高い型として扱われます。選択肢の中では固定肢位が最も確実な正答です。
固定で見るポイント
マレットフィンガーではDIP関節伸展位固定が基本です。PIP関節まで不必要に固定すると拘縮の原因になるため、固定範囲にも注意します。
選択肢の確認
1.裂離骨折である。
誤り。
マレットフィンガーには裂離骨折を伴う型がありますが、Ⅲ型の説明として単に裂離骨折とするのは不十分です。この問題ではDIP関節伸展位固定を選びます。
2.腫脹は軽度である。
誤り。
骨折や関節亜脱臼を伴う場合、腫脹や疼痛は軽度とは限りません。損傷程度により腫脹は強くなることがあります。
3.屈曲強制で発生する。
誤り。
マレットフィンガーは、DIP関節が伸展位または伸展しようとした状態で外力を受け、伸展機構が損傷して発生します。単純に屈曲強制で発生するとする記述は不適切です。
4.DIP関節伸展位で固定する。
正しい。
マレットフィンガーではDIP関節を伸展位で固定し、終止腱や骨片の治癒を促します。固定肢位として重要です。
覚えるポイント
- マレットフィンガーはDIP関節の伸展障害。
- DIP関節は屈曲位となり、自動伸展が困難になる。
- 固定はDIP関節伸展位が基本。
- PIP関節を不必要に固定しないよう注意する。