33AM13|第33回 柔道整復師国家試験 過去問
第5中手骨頸部骨折で正しいのはどれか。
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正解: 3
正答
3.固定中は爪面の向きを隣接指と比較する。
この問題のポイント
第5中手骨頸部骨折で特に注意すべきなのは、回旋転位です。
軽度の屈曲転位は許容されることがありますが、回旋転位が残ると、握ったときに小指が隣の指に重なるなど、手指の機能障害につながります。
そのため、固定中は爪面の向きを隣接指と比較して、回旋転位がないか確認します。
解説
第5中手骨頸部骨折は、拳で物を打った際などに起こりやすく、遠位骨片が掌側へ屈曲転位しやすい骨折です。
第5中手骨は可動性が比較的大きいため、軽度の屈曲転位は機能的に許容されることがあります。
しかし、回旋転位は軽度でも機能障害を起こしやすく、特に握りこみ動作で指が重なったり、隣接指と交叉したりします。
そのため、固定中や整復後には、爪面の向き、指尖の向き、握ったときの指列を隣接指と比較します。
爪面の向きが隣の指とそろっていない場合は、回旋転位を疑います。
したがって、正しいのは固定中は爪面の向きを隣接指と比較するです。
選択肢の確認
1.骨頭に牽引をかけて固定する。
誤り。
第5中手骨頸部骨折では、骨頭に牽引をかけて固定するのではなく、屈曲転位や回旋転位を整復し、適切な肢位で固定します。
2.整復後は尺骨動脈の拍動を確認する。
誤り。
末梢循環の確認は重要ですが、第5中手骨頸部骨折で特に確認すべきなのは、指尖の血流、知覚、運動、回旋転位の有無です。尺骨動脈の拍動確認が代表的所見ではありません。
3.固定中は爪面の向きを隣接指と比較する。
正しい。
爪面の向きを隣接指と比較することで、回旋転位の有無を確認できます。第5中手骨頸部骨折では特に重要です。
4.軽度な屈曲転位の残存でも動作時痛が生じる。
誤り。
第5中手骨頸部骨折では、軽度の屈曲転位は許容されることがあります。問題となりやすいのは回旋転位です。
覚えるポイント
- 第5中手骨頸部骨折では、屈曲転位よりも回旋転位に注意する。
- 回旋転位は、握ったときの指の重なりや交叉の原因になる。
- 爪面の向きを隣接指と比較して確認する。
- 軽度の屈曲転位は許容されることがあるが、回旋転位は残してはいけない。