33AM12|第33回 柔道整復師国家試験 過去問
柔道整復理論・外傷学骨折各論橈骨遠位端・手部骨折
第5中手骨頸部骨折の副子固定で正しいのはどれか。
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正解: 1
正答
1.綿花は背側にあてる。
この問題のポイント
第5中手骨頸部骨折は、いわゆるボクサー骨折として知られます。
骨折部では中手骨頭が掌側へ屈曲転位し、背側に突出や圧迫が生じやすくなります。
副子固定では、圧迫を防ぎ、骨折部を安定させるため、綿花を背側にあてることが重要です。
解説
第5中手骨頸部骨折は、拳で物を打ったときなどに発生しやすい骨折です。
第5中手骨頸部では、遠位骨片が掌側へ屈曲しやすく、背側に骨折部の突出や圧痛がみられます。
固定では、骨折部への過度な圧迫を避けるため、背側に綿花をあてて保護します。
また、手関節は通常、屈曲位ではなく軽度背屈位で保持します。MP関節は屈曲位として固定することが多く、回旋転位が残らないように注意します。
固定期間は骨癒合や疼痛、安定性によって異なりますが、2週だけでは短すぎます。
したがって、副子固定で正しいのは綿花は背側にあてるです。
選択肢の確認
1.綿花は背側にあてる。
正しい。
第5中手骨頸部骨折では背側に突出や圧迫が生じやすいため、綿花を背側にあてて保護します。
2.固定期間は2週とする。
誤り。
2週では一般に短く、骨折部の安定性や疼痛、骨癒合の状態をみながら十分な固定期間を確保します。
3.手関節の固定は屈曲位とする。
誤り。
手関節は通常、軽度背屈位で固定します。屈曲位固定は機能的肢位として不適切です。
4.固定範囲は前腕遠位からPIP関節までとする。
誤り。
第5中手骨頸部骨折では、骨折部と隣接関節を適切に安定させる固定範囲が必要です。前腕遠位からPIP関節までと限定する表現は不適切です。
覚えるポイント
- 第5中手骨頸部骨折=ボクサー骨折。
- 遠位骨片は掌側へ屈曲転位しやすい。
- 副子固定では背側に綿花をあてる。
- 手関節は屈曲位ではなく、軽度背屈位で保持する。
- 回旋転位が残らないように爪面や指列を確認する。