33AM11|第33回 柔道整復師国家試験 過去問
柔道整復理論・外傷学骨折各論橈骨遠位端・手部骨折
コーレス(Colles)骨折の固定後の確認で誤っているのはどれか。
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正解: 3
正答
3.運動性神経機能評価のために爪圧迫検査をしたか。
この問題のポイント
爪圧迫検査は、爪を圧迫して色の戻りをみる検査で、主に末梢循環を確認するために行います。
運動性神経機能の評価ではありません。
運動神経機能を確認するには、指の自動運動、母指の運動、手指の伸展・屈曲・外転などを確認します。
解説
コーレス骨折の固定後には、固定具が強すぎないか、末梢循環や神経機能が保たれているかを確認する必要があります。
特に、固定具や包帯がきつすぎると、疼痛増加、しびれ、冷感、色調変化、腫脹、運動障害などが起こることがあります。
また、手関節を固定しても、MP関節やIP関節の運動は可能な状態にしておく必要があります。指の運動が妨げられると、循環障害や拘縮の原因になります。
爪圧迫検査は、爪床の色が戻る時間をみることで、末梢循環を評価する検査です。
したがって、これを運動性神経機能評価として行うという記載は誤りです。
選択肢の確認
1.固定具の圧迫による疼痛の増加がないか。
正しい。
固定具による圧迫が強いと疼痛が増加します。固定後に必ず確認すべき項目です。
2.MP関節とIP関節の運動が可能であるか。
正しい。
コーレス骨折の固定では、手指の関節運動を可能な範囲で保つことが重要です。
3.運動性神経機能評価のために爪圧迫検査をしたか。
誤り。
爪圧迫検査は末梢循環を確認する検査です。運動性神経機能の評価には、手指の自動運動を確認します。
4.帰宅後緊縛包帯の症状が現れた場合の処置を指導したか。
正しい。
帰宅後に疼痛増加、しびれ、冷感、色調変化、腫脹などが出た場合の対応を説明しておく必要があります。
覚えるポイント
- 爪圧迫検査は末梢循環評価。
- 運動神経機能は、指や母指の自動運動で確認する。
- 固定後は疼痛、しびれ、冷感、色調、腫脹、指運動を確認する。
- 緊縛包帯の症状が出た場合の対応を必ず指導する。