33PM101|第33回 柔道整復師国家試験 過去問
柔道整復理論・外傷学軟部組織損傷膝・大腿スポーツ障害
ベーカー(Baker)嚢腫が発生するのはどれか。
解答・解説を見る
正解: 4
正答
4
この問題のポイント
この問題では、ベーカー嚢腫がどの滑液包に発生するかが問われています。
ベーカー嚢腫は膝窩部にみられる嚢腫で、膝関節後方にある腓腹筋半膜様筋包の腫大として理解します。
解説
ベーカー嚢腫は、膝関節後方の膝窩部に腫瘤として触れることがあります。膝関節内の炎症や関節液の増加と関連し、関節液が後方の滑液包へ交通して膨隆することで生じます。
発生部位として重要なのは、腓腹筋内側頭と半膜様筋の間にある滑液包です。これを腓腹筋半膜様筋包といいます。
臨床でのイメージ
膝の裏に腫れを触れる場合、ベーカー嚢腫を考えます。変形性膝関節症、半月板損傷、関節リウマチなど、関節内病変と関連することがあります。
選択肢の確認
1.膝蓋前皮下包
誤り。
膝蓋前皮下包は膝蓋骨前面にある滑液包で、膝をつく動作などで炎症を起こすことがあります。ベーカー嚢腫の発生部位ではありません。
2.脛骨粗面皮下包
誤り。
脛骨粗面皮下包は脛骨粗面前方に関係する滑液包です。膝窩部にできるベーカー嚢腫とは部位が異なります。
3.側副靱帯滑液包
誤り。
側副靱帯付近の滑液包は膝の内外側に関係します。ベーカー嚢腫の典型的な発生部位ではありません。
4.腓腹筋半膜様筋包
正しい。
ベーカー嚢腫は、膝窩部にある腓腹筋半膜様筋包の腫大として発生します。膝後方の腫瘤として出題されやすい部位です。
覚えるポイント
- ベーカー嚢腫は膝窩部にみられます。
- 発生部位は腓腹筋半膜様筋包です。
- 膝関節内の炎症や関節液増加と関連しやすいです。