34AM15|第34回 柔道整復師国家試験 過去問
柔道整復理論・外傷学脱臼・小児肘肩鎖関節脱臼
肩鎖関節上方脱臼で正しいのはどれか。
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正解: 3
正答
3
この問題のポイント
この問題では、肩鎖関節上方脱臼の症状と外観を理解しているかが問われています。
肩鎖関節上方脱臼では、鎖骨遠位端の突出や肩部の疼痛がみられ、肩関節の外転が制限されやすくなります。
解説
肩鎖関節は、鎖骨遠位端と肩峰で構成される関節です。
肩鎖関節上方脱臼は、転倒して肩外側部を強打したときなどに発生しやすく、比較的若年者やスポーツ活動中の外傷としてみられます。
上方脱臼では、肩甲骨・上肢が下垂することで、相対的に鎖骨遠位端が上方へ突出して見えます。
疼痛や関節の不安定性により、肩関節の外転運動が制限されます。
ひっかけポイント
肩鎖関節では突出するのは鎖骨遠位端です。胸鎖関節の問題で出てくる鎖骨近位端と混同しないようにします。
選択肢の確認
1.高齢者に多い。
誤り。
肩鎖関節上方脱臼は、高齢者に特に多い外傷として整理するものではありません。転倒やスポーツ外傷などで若年から青壮年にもみられます。
2.鎖骨近位端が突出する。
誤り。
肩鎖関節は鎖骨遠位端と肩峰の関節です。上方脱臼で問題となる突出は、鎖骨近位端ではなく鎖骨遠位端です。
3.肩関節の外転が制限される。
正しい。
肩鎖関節上方脱臼では、肩部痛や肩鎖関節の不安定性により、肩関節の外転が制限されます。上肢を挙上しにくくなることが重要です。
4.頸神経叢の損傷を合併する。
誤り。
肩鎖関節上方脱臼で代表的に問われる合併症は頸神経叢損傷ではありません。肩周囲外傷では神経血管症状を確認しますが、この選択肢は典型的な特徴としては不適切です。
覚えるポイント
- 肩鎖関節上方脱臼では、鎖骨遠位端の突出に注意します。
- 疼痛により、肩関節の外転が制限されます。
- 肩鎖関節と胸鎖関節を混同しないようにします。
- 肩周囲外傷では、疼痛、変形、不安定性、神経血管症状を確認します。