112E1|第112回 医師国家試験 過去問
食物繊維の十分な摂取によって発症リスクが低下するのはどれか。
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正解: b
正答
b
この問題のポイント
食物繊維は便通だけでなく、食後の血糖上昇や代謝リスクにも関係します。十分な摂取と2型糖尿病リスク低下との関連が重要です。
解説
食物繊維を多く含む全粒穀物、豆類、野菜などを食事に取り入れることは、2型糖尿病の予防に役立ちます。粘性のある水溶性食物繊維は糖の吸収を緩やかにし、食後血糖の急上昇を抑えます。満腹感や腸内環境への作用も代謝管理に関係します。
ただし食物繊維だけで糖尿病を予防・治療できるわけではありません。食事全体のエネルギー量、体重、身体活動などを合わせて考えます。各選択肢の疾患で中心となる原因・予防策を区別する問題です。
選択肢の確認
a 二次性高血圧
誤り。二次性高血圧は腎疾患や内分泌疾患など明らかな原因による高血圧で、食物繊維摂取で原因疾患を直接予防するものではありません。
b 2型糖尿病
正しい。十分な食物繊維摂取は2型糖尿病リスク低下と関連し、食後血糖や体重管理に役立ちます。
c 高尿酸血症
本問では選びません。高尿酸血症では尿酸産生・排泄、肥満、飲酒などが重要で、食物繊維の代表的な予防効果としては2型糖尿病を選びます。
d 慢性膵炎
誤り。慢性膵炎では飲酒などが主要なリスクです。食物繊維摂取で直接予防するという組合せではありません。
e 骨粗鬆症
誤り。骨粗鬆症の予防にはカルシウム・ビタミンD、運動、骨量維持などが重要です。
覚えるポイント
- 食物繊維は2型糖尿病予防と食後血糖管理に役立ちます。
- 食事全体と身体活動を合わせて考えます。
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