112E14|第112回 医師国家試験 過去問

社会医学・医療システム公衆衛生産業保健

産業保健における過重労働対策として適切でないのはどれか。

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正解: c

正答

c

この問題のポイント

過重労働対策は仕事量・労働時間・休息を調整し、健康影響を防ぐことです。達成圧力を強めるだけでは負担の軽減になりません。

解説

長時間労働は疲労蓄積や睡眠不足を招き、心血管・脳血管疾患や精神的健康の問題と関係します。時間外労働を減らし、有給休暇を取得しやすくし、健康診断や医師面接の結果に応じて業務を調整します。

業務目標の設定そのものが不適切なのではありません。しかし本人の労働時間や健康状態を無視して達成を徹底すると、残業や心理的負担を増やし、過重労働対策とは逆になります。組織として業務量・人員・締切などを見直す視点が必要です。

選択肢の確認

a 時間外労働時間の削減
適切です。長時間労働を減らすことは、疲労の蓄積と健康障害を予防する基本対策です。

b 年次有給休暇の取得促進
適切です。休養を確保し、疲労回復と心身の健康維持につなげます。

c 担当業務目標達成の徹底
正答。不適切です。負荷の調整なく目標達成だけを強く求めると、過重労働やストレスを助長します。

d 健康診断結果に基づく事後措置
適切です。異常所見に対する医師の意見を踏まえ、就業上の措置や受診支援を行います。

e 長時間労働者への医師による面接指導
適切です。疲労・睡眠・健康状態を評価し、必要な業務軽減などを検討します。

覚えるポイント

  • 過重労働対策は時間削減、休養、健康評価、業務調整。
  • 個人の努力だけでなく職場の仕組みを見直します。

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