112F37|第112回 医師国家試験 過去問
正しいのはどれか。2つ選べ。
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正解: d・e
正答
d、e
この問題のポイント
作話は記憶障害を補う誤った話、言葉のサラダは思考のまとまりの著しい障害です。症状の機能領域を分けて疾患と対応させます。
解説
Korsakoff症候群では前向性健忘などの記憶障害があり、記憶の空白を本人が事実と思って埋める作話がみられます。意図的な虚偽とは異なります。統合失調症では連合が高度に崩れると、単語や句が脈絡なく並び、意味を理解しにくい言葉のサラダを呈します。感情失禁は器質性脳疾患などで感情表出が制御できない状態、自生思考は思考が意思と無関係に次々湧く体験として整理します。
選択肢の確認
a 感情失禁は適応障害でみられる。
誤り。感情失禁は脳血管障害などの器質性脳疾患でみられることがあり、適応障害に特徴的な対応ではありません。
b 両価性はうつ病に特徴的である。
誤り。両価性は同一対象に相反する感情や態度が併存することです。古典的には統合失調症の症状として整理され、うつ病の特徴とはしません。
c 自生思考は強迫性障害でみられる。
誤り。自生思考は統合失調症などでみられる体験です。強迫性障害では不合理と認識しながら反復する強迫観念が問題になります。
d 作話はKorsakoff症候群でみられる。
正しい。健忘に伴う作話はKorsakoff症候群の代表的な症状の一つで、本人は嘘をつこうとしているわけではありません。
e 言葉のサラダは統合失調症に特徴的である。
正しい。思考の連合が高度に障害され、発言の意味がまとまらなくなる症状は統合失調症でみられます。
覚えるポイント
Korsakoffは記憶障害と作話、統合失調症の言葉のサラダは思考形式の障害と捉えます。
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