113B17|第113回 医師国家試験 過去問

内科系感染症感染症総論

発熱患者で菌血症の存在を最も示唆するのはどれか。

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正解: d

正答

d 悪寒戦慄

この問題のポイント

歯がかち合う、全身が震えるほどの悪寒戦慄は菌血症の可能性を高める症状です。ただし、単独で確定も除外もできません。

解説

発熱時に体温の設定点が上がると、体は熱をつくるため筋肉を収縮させます。強い戦慄を伴う悪寒は菌血症で比較的特徴的で、血液培養や感染源の検索を考える重要なきっかけになります。

菌血症とは血液中に細菌が存在する状態で、感染に伴う臓器障害をいう敗血症とは同義ではありません。悪寒戦慄がなくても菌血症はあり得るため、血圧、呼吸、意識、尿量、基礎疾患などを併せて評価します。ほかの選択肢は多くの感染・非感染疾患で生じる症状です。

選択肢の確認

a 悪 心
本問の最適解ではありません。消化器疾患、中毒、薬剤など原因が多く、菌血症を特に示唆する症状ではありません。

b 頭 痛
本問の最適解ではありません。髄膜炎などの重要疾患でもみられますが、菌血症に特異的な所見ではありません。

c 関節痛
本問の最適解ではありません。ウイルス感染や炎症性疾患でもみられ、血液中の細菌の存在を直接示しません。

d 悪寒戦慄
正しい。強い悪寒戦慄は菌血症の可能性を高めるため、血液培養と感染源評価を検討します。

e リンパ節腫脹
本問の最適解ではありません。局所感染、ウイルス感染、悪性腫瘍など多くの原因で生じます。

覚えるポイント

  • 悪寒戦慄は菌血症を疑う重要な手掛かりです。
  • 戦慄がないことを、菌血症がない根拠にはしません。

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