113C3|第113回 医師国家試験 過去問

総合診療・救急・ケアリハビリテーションリハビリテーション総論・ICF

国際生活機能分類〈ICF〉の「生活機能と障害」の構成要素に含まれないのはどれか。

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正解: b

正答

b 環 境

この問題のポイント

ICFに含まれる要素と、その中の「生活機能と障害」に属する要素を区別する。環境因子はICFから除外されるのではなく、背景因子に分類される。

解説

ICFは、病名だけでは表せない人の暮らしの状態を、身体・個人・社会という複数の側面から捉える。第1部の「生活機能と障害」は、心身機能と身体構造、および活動と参加から構成される。第2部の「背景因子」には環境因子と個人因子が位置づけられる。

例えば脳卒中後の患者では、筋力低下が心身機能、歩行困難が活動、職場復帰の困難が参加の問題となる。住宅の段差や家族の支援は環境因子であり、生活機能を妨げたり促進したりする。同じ麻痺でも環境調整によって生活上の困難が変わるため、ICFではこれらの相互作用を重視する。設問はICF全体の構成要素ではなく、「生活機能と障害」に含まれないものを尋ねている。

選択肢の確認

a 活 動
該当するため選ばない。活動は、歩行、更衣、食事など、課題や行為を個人が遂行することを指す。

b 環 境
正答。環境は背景因子に属する。物理的な環境、周囲の人の態度、支援制度などが生活機能に影響する。

c 参 加
該当するため選ばない。参加は、就学、就労、家庭生活など、人生の場面に関わることである。

d 心身機能
該当するため選ばない。心身機能には、筋力や視覚などの生理的機能と心理的機能が含まれる。

e 身体構造
該当するため選ばない。身体構造は、臓器、四肢など身体の解剖学的な部分を表す。

覚えるポイント

  • 生活機能:心身機能・身体構造、活動、参加。
  • 背景因子:環境因子・個人因子。

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