113E2|第113回 医師国家試験 過去問
社会保障制度について正しいのはどれか。
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正解: e
正答
e 結核患者の医療費の公費負担は感染症法に規定されている。
この問題のポイント
社会保障の問題では、法律上の制度と、出題時点の統計を分けて考えます。結核医療の公費負担は感染症法に位置付けられています。
解説
結核は感染症法に基づく対策の対象で、入院勧告等に関する医療や、適正な結核医療の普及のための公費負担制度があります。単に「感染症だからすべて無料」なのではなく、制度ごとの対象・申請・負担条件に従います。
診療録の法定保存期間は原則5年です。また、国民健康保険組合は同種の職業等を基盤とする保険者で、国民健康保険全体や被用者保険と混同しません。2005〜2015年の国民医療費は約33兆円から約42兆円への増加で、3倍ではありません。被保険者数の大小は出題当時の統計で判断します。
選択肢の確認
a 診療録の保存義務期間は終診時から2年間である。
誤り。診療録の保存義務は原則5年間です。ほかの帳簿・書類の保存期間と混同しません。
b 国民健康保険組合の被保険者数は6千万人より多い。
誤り。国民健康保険組合だけの加入者が6千万人を超えるわけではありません。国保全体とも区別します。
c 国民医療費は2005年からの10年間で3倍に増加した。
誤り。約33兆円から約42兆円で、およそ1.3倍です。3倍という規模ではありません。
d 介護保険第1号被保険者数は第2号被保険者数より多い。
誤り。出題当時は65歳以上の第1号被保険者より、40〜64歳の医療保険加入者である第2号被保険者の方が多い状況でした。
e 結核患者の医療費の公費負担は感染症法に規定されている。
正しい。感染症法に結核患者に対する公費負担の規定があります。各制度の適用要件に従います。
覚えるポイント
- 診療録の保存は原則5年、結核の公費負担は感染症法。
- 制度名の似た集団を混同せず、統計には対象年を付けて考えます。
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