113F13|第113回 医師国家試験 過去問

内科系アレルギー・免疫免疫学総論

Langerhans細胞にみられるのはどれか。

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正解: a

正答

a Birbeck顆粒

この問題のポイント

表皮のLangerhans細胞は抗原提示を担う樹状細胞で、電子顕微鏡で特徴的なBirbeck顆粒を認める。

解説

Langerhans細胞は主に表皮に分布し、皮膚に侵入した抗原を取り込んでT細胞への抗原提示に関与する。角化細胞やメラノサイトとは別の細胞であり、皮膚の免疫監視を担う。細胞質内のBirbeck顆粒は杆状で、一端が膨らむとテニスラケット様に見える電子顕微鏡的構造である。Langerin〈CD207〉と関連し、Langerhans細胞系を識別する特徴となる。Langerhans細胞組織球症の病理診断ではCD1a、Langerinなどの免疫染色も重要である。他の選択肢は主に角化細胞の接着・骨格・角化、または色素細胞の機能に関係する。膵臓のLangerhans島は内分泌細胞の集団であり、名称は似ていてもこの抗原提示細胞とは異なる。どの顆粒がどの細胞機能を示すかを結びつけると判断しやすい。

選択肢の確認

a Birbeck顆粒
正しい。Birbeck顆粒はLangerhans細胞に特徴的な細胞内構造で、電子顕微鏡で杆状・テニスラケット様に認める。

b デスモソーム
誤り。デスモソームは表皮角化細胞同士の強い接着を担う。Langerhans細胞を同定する特徴ではない。

c メラノソーム
誤り。メラノソームはメラニンの合成・貯蔵に関わる細胞小器官で、メラノサイトとそこから色素を受け取った角化細胞で問題になる。

d トノフィラメント
誤り。トノフィラメントはケラチン中間径フィラメントで、角化細胞の機械的強度を支える。Langerhans細胞の特異的構造ではない。

e ケラトヒアリン顆粒
誤り。ケラトヒアリン顆粒は表皮顆粒層の角化細胞にみられ、角化に関与する。免疫を担うLangerhans細胞とは区別する。

覚えるポイント

Langerhans細胞は抗原提示、Birbeck顆粒、CD1a・Langerin。角化細胞の構造とメラノサイトの色素小器官を混同しない。

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