115B21|第115回 医師国家試験 過去問
社会医学・医療システム医療倫理・医療安全個人情報・守秘義務
生命の危険はないが、虐待が疑われる児童が来院した際に、まず通報すべき機関はどれか。
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正解: d
正解
d 児童相談所
解説
虐待が疑われる児童を診察したときは、確証がなくても児童相談所へ通告することが基本です。
ここで重要なのは、「虐待であると断定できたとき」ではなく、虐待を疑った時点で対応する点です。
本問では「生命の危険はない」と明記されているため、まず通報すべき機関は児童相談所になります。
なぜ児童相談所なのか
児童相談所は、虐待の評価、児童の安全確保、一時保護、家庭支援などを担う中心的な機関です。
医療機関からの通告先として最も重要で、国試でも頻出です。
各選択肢の検討
a 警察署
生命の危険が切迫している場合や緊急保護が必要な場合には重要ですが、本問の第一報先としては児童相談所が優先です。b 小学校
学校との連携は大切ですが、通告先そのものではありません。c 保健所
地域保健活動には関わりますが、虐待通告の第一義的窓口ではありません。d 児童相談所
正しいです。虐待が疑われた時点でまず通告します。e 市町村保健センター
子育て支援の窓口にはなりますが、虐待対応の中心機関としてまず通報する先ではありません。
覚えるポイント
- 虐待は「疑い」で通告する。
- まず児童相談所。
- 生命の危険が差し迫る場合は警察も併用する。