115E46|第115回 医師国家試験 過去問
内科系呼吸器肺炎・抗酸菌・呼吸器感染
診察により肺炎の合併が疑われた。 誤嚥性肺炎の所見と合致しないのはどれか。
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正解: b
正解
b 胸壁触診による皮下握雪感
解説
誤嚥性肺炎では、誤嚥物の存在や肺実質の炎症を反映する所見がみられます。
一方、皮下握雪感 は皮下気腫を示す所見であり、誤嚥性肺炎の典型所見ではありません。
誤嚥性肺炎でみられやすい所見
- 口腔内に吐物や食物残渣がある
- 肺炎部位で打診上濁音を示す
- coarse crackles を聴取する
- 呼吸音が減弱する
これらは肺胞内浸潤や分泌物貯留で説明できます。
各選択肢の検討
a 胸郭打診による濁音
肺炎による浸潤影があれば認めえます。b 胸壁触診による皮下握雪感
正解です。皮下気腫でみられる所見で、気胸や縦隔気腫を考えます。c 視診による口腔内の吐物残渣
誤嚥の証拠として重要です。d 聴診によるcoarse cracklesの聴取
分泌物の多い肺炎でよくみられます。e 聴診による呼吸音の減弱
炎症や無気肺を伴えば認めることがあります。
ひっかけポイント
呼吸器の異常所見を幅広く知っていると、皮下握雪感もそれらしく見えますが、
これは 空気が皮下に漏れている所見 であり、肺炎そのものの典型所見ではありません。
覚えるポイント
- 誤嚥性肺炎では 誤嚥物の存在 と 肺炎所見 を探す。
- 皮下握雪感 をみたら、気胸や縦隔気腫を考える。