115F5第115回 医師国家試験 過去問

小児・周産期・女性医学産婦人科胎児評価・出生前診断

胎児心拍数陣痛図の遅発一過性徐脈の原因となるのはどれか。

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正解: a

正解

a 過強陣痛

解説

遅発一過性徐脈は、子宮収縮が始まったあとに胎児心拍数が低下し、収縮の頂点より遅れて最下点をとる徐脈です。背景にあるのは、子宮胎盤血流の低下による胎児低酸素です。

過強陣痛では、子宮収縮が強すぎたり頻回すぎたりして、収縮中の子宮胎盤循環が障害されます。その結果、胎児への酸素供給が低下し、遅発一過性徐脈を来します。

各選択肢の整理

  • a 過強陣痛
    正しいです。遅発一過性徐脈の代表的な原因で、子宮胎盤機能不全を示唆します。

  • b 臍帯圧迫
    誤りです。臍帯圧迫でみられやすいのは変動一過性徐脈です。

  • c 児頭圧迫
    誤りです。児頭圧迫でみられやすいのは早発一過性徐脈です。

  • d 胎児貧血
    誤りです。胎児貧血では、徐脈パターンよりも洞様波形や基線異常が問題になります。

  • e 母体発熱
    誤りです。母体発熱では胎児の頻脈がみられやすく、遅発一過性徐脈の代表原因ではありません。

覚えるポイント

  • 早発一過性徐脈:児頭圧迫
  • 変動一過性徐脈:臍帯圧迫
  • 遅発一過性徐脈:子宮胎盤血流低下

国試では、徐脈の形原因をセットで問うことが多いため、パターンごとの対応を整理しておくことが重要です。

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