116D13|第116回 医師国家試験 過去問
内科系腎・泌尿器前立腺・排尿障害
前立腺癌の治療方針の決定に用いられるのはどれか。3つ選べ。
3つ選択
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正解: a・b・c
正解
a PSA値
b TNM分類
c Gleason score
解説
前立腺癌の治療方針は、主に
- 腫瘍の広がり
- 組織学的悪性度
- 病勢の指標
で決まります。
その中心になるのが、PSA値、TNM分類、Gleason score です。
それぞれの意味
PSA値
前立腺癌の病勢を反映する重要な腫瘍マーカーです。
リスク分類や経過観察、治療効果判定に用います。
TNM分類
原発巣の進展、リンパ節転移、遠隔転移を評価します。
局所治療が可能か、全身治療が必要かを判断するうえで必須です。
Gleason score
組織学的分化度を表し、悪性度の評価に用います。
前立腺癌の予後や治療選択に直結する重要な指標です。
各選択肢の検討
a PSA値
正しいです。病勢とリスク分類に重要です。b TNM分類
正しいです。病期評価の基本です。c Gleason score
正しいです。悪性度の評価に用います。d テストステロン値
誤りです。ホルモン療法中の評価では意味がありますが、初期の治療方針決定の中心指標ではありません。e 国際前立腺症状スコア(IPSS)
誤りです。これは排尿症状の程度をみる指標で、前立腺肥大症の評価でよく用います。癌の病期や悪性度評価には使いません。
覚えるポイント
前立腺癌の治療方針は、
PSA、TNM、Gleason
の3本柱で整理すると覚えやすいです。