116D7第116回 医師国家試験 過去問

内科系腎・泌尿器急性腎障害・電解質

腎後性急性腎障害を、腎前性・腎性急性腎障害と鑑別する場合に最も有用な検査はどれか。

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正解: d

正解

d 腹部エコー検査

解説

腎後性急性腎障害では、尿路閉塞 の有無を見つけることが最も重要です。
その評価に最も有用なのが 腹部エコー検査 です。

なぜ腹部エコーか

腹部エコーでは、

  • 腎盂拡張
  • 水腎症
  • 膀胱充満
  • 尿路閉塞を示唆する所見

を非侵襲的に確認できます。

急性腎障害をみたら、まず 腎前性、腎性、腎後性 に分けて考えますが、腎後性は見逃すと治療可能な閉塞を逃す ため、画像での確認が大切です。

各選択肢の検討

  • a 腎生検
    誤りです。
    腎性AKIの原因精査には有用ですが、まず腎後性を除外する段階ではありません。

  • b 尿蛋白定量
    誤りです。
    糸球体病変の評価には役立ちますが、閉塞の有無は分かりません。

  • c 尿比重測定
    誤りです。
    腎前性かどうかの参考にはなりますが、腎後性との鑑別に最も有用ではありません。

  • d 腹部エコー検査
    正しいです。
    水腎症の確認ができるため、腎後性AKIの鑑別に最も有用です。

  • e 血清クレアチニン値測定
    誤りです。
    AKIの存在は分かりますが、原因の部位までは分かりません。

ひっかけポイント

  • AKIの問題では、まず採血データに目が行きがちですが、腎後性を見つけるには画像 が必要です。
  • 国試では、治療可能な閉塞性病変をまず除外する という流れがよく問われます。

覚えるポイント

  • 腎後性AKIを疑う → 腹部エコー
  • 水腎症の有無を確認

この対応は非常に重要です。

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