117C14|第117回 医師国家試験 過去問
小児・周産期・女性医学小児科新生児・周産期
すべての新生児に対してマススクリーニングが行われているのはどれか。
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正解: d
正解
d メープルシロップ尿症
解説
新生児マススクリーニングは、早期発見、早期治療によって重篤な障害を防げる疾患を対象として、すべての新生児に行われる検査である。
このうち、メープルシロップ尿症は代表的な先天代謝異常症であり、新生児マススクリーニングの対象となる。
したがって、正解は d である。
メープルシロップ尿症とは
分枝鎖アミノ酸の代謝障害によって起こる先天代謝異常症である。
放置すると哺乳不良、けいれん、意識障害などをきたしうるため、早期診断が重要である。
各選択肢の検討
a Menkes病
誤りである。銅代謝異常症であるが、一般的な新生児マススクリーニングの対象ではない。b Gaucher病
誤りである。ライソゾーム病であり、全国一律の新生児マススクリーニング対象としては扱わない。c Lesch-Nyhan症候群
誤りである。プリン代謝異常症であるが、一般的な新生児マススクリーニングの対象ではない。d メープルシロップ尿症
正しい。新生児マススクリーニングの代表的対象疾患である。e 副腎白質ジストロフィー
誤りである。一般的な全国一律の新生児マススクリーニング対象としては押さえない。
国試での判断軸
新生児マススクリーニングでは、次のような疾患をまず想起する。
- 先天性甲状腺機能低下症
- 先天性副腎過形成
- フェニルケトン尿症
- メープルシロップ尿症
覚えるポイント
メープルシロップ尿症は新生児マススクリーニングの対象として頻出である。
代謝異常症の中でも、まず確実に押さえておきたい疾患である。