117E18|第117回 医師国家試験 過去問
内科系アレルギー・免疫アナフィラキシー・食物アレルギー
アナフィラキシーにおけるアドレナリン投与について適切なのはどれか。
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正解: c
正解
c 自己注射が認められている。
アナフィラキシーで最も重要な薬
アナフィラキシーでは、第一選択はアドレナリン筋注です。
特に大腿前外側への筋肉内投与が推奨されており、皮下注ではありません。
また、アナフィラキシー既往のある患者には自己注射製剤、エピペンが処方され、患者自身または周囲の人が速やかに使用できるようになっています。
なぜ自己注射が重要か
アナフィラキシーは進行が速く、呼吸障害や循環不全に至ることがあります。
そのため、医療機関到着を待つのではなく、早期にアドレナリンを投与することが予後改善に直結します。
各選択肢の整理
a 皮下に投与する。
誤りです。推奨されるのは筋肉内投与です。皮下投与は吸収が遅くなります。b 妊婦には使用しない。
誤りです。アナフィラキシーでは妊婦であってもアドレナリン投与をためらうべきではありません。母体の循環維持が最優先です。c 自己注射が認められている。
正しいです。自己注射製剤が認められており、実際の救急対応で重要です。d 不整脈がある場合は使用しない。
誤りです。アナフィラキシーではアドレナリンに絶対的禁忌はなく、不整脈があるからといって投与を見送るべきではありません。e ショックになってから投与する。
誤りです。ショックになる前、アナフィラキシーと判断した時点で早期投与することが大切です。
ひっかけポイント
アドレナリンは副作用を心配してためらわれがちですが、アナフィラキシーでは遅れることの方が危険です。
「ショックになるまで待つ」という考え方は誤りです。
覚えるポイント
- 第一選択はアドレナリン筋注
- 皮下ではなく筋注
- 自己注射が可能
- 妊婦や不整脈があっても原則投与する
- 早期投与が重要
アナフィラキシーでは迷わず早く打つことが基本です。