117F27第117回 医師国家試験 過去問

内科系血液造血器腫瘍

疾患と症候の組合せで誤っているのはどれか。

解答・解説を見る

正解: c

正解

c 多発性骨髄腫 --------- 紅皮症

各選択肢の整理

a Hodgkinリンパ腫 --------- 間欠熱

古典的には Pel-Ebstein熱 と呼ばれる間欠熱が知られており、この組合せは妥当です。

b 菌状息肉症 --------- 皮膚腫瘤

菌状息肉症は皮膚T細胞リンパ腫で、進行すると腫瘤性病変を形成します。正しい組合せです。

c 多発性骨髄腫 --------- 紅皮症

多発性骨髄腫の代表症状は、骨痛、貧血、腎障害、高カルシウム血症、M蛋白などです。
紅皮症 は典型的ではなく、この組合せが誤りです。

d マクログロブリン血症 --------- 網膜静脈怒張

Waldenströmマクログロブリン血症では高粘稠度症候群を起こし、網膜静脈怒張がみられることがあります。正しいです。

e 慢性リンパ性白血病 --------- 肝脾腫

慢性リンパ性白血病では、リンパ節腫脹に加えて肝脾腫を伴うことがあります。正しいです。

ひっかけポイント

血液疾患と皮膚所見の組合せで迷いやすい問題です。
紅皮症 は、菌状息肉症やSézary症候群で重要な所見であり、多発性骨髄腫の代表像ではありません。

覚えるポイント

多発性骨髄腫はまず CRAB を意識します。

  • C:高カルシウム血症
  • R:腎障害
  • A:貧血
  • B:骨病変

この流れからも、紅皮症は合いません。

関連問題

117F26117F28
学習アプリでこの問題を解く(記録・メモ・カード化)