117F6|第117回 医師国家試験 過去問
社会医学・医療システム医療倫理・医療安全医療安全・インシデント
医療関連死に含まれないのはどれか。
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正解: d
正解
d 在宅療養中の肺がん終末期の肺炎による死亡
医療関連死の考え方
医療関連死として問題になるのは、医療行為、医療機器、医療管理、入院中のケアなどが死亡に関与しているケースです。
つまり、死亡と医療との関連が明確にあるかどうかが判断の軸になります。
なぜ d が含まれないのか
在宅療養中の肺がん終末期に肺炎で死亡する場合は、終末期がんの自然経過の中で生じた死亡と考えるのが基本です。
医療事故や医療管理に直接起因する死亡とはいえないため、医療関連死には含めません。
他の選択肢が含まれる理由
a 術中の大量出血による死亡
手術という医療行為に直接関連します。b 輸液ポンプの誤用による死亡
医療機器の使用ミスに関連する死亡です。c 負荷心電図検査中の心室細動による死亡
検査という医療行為に伴って起きた死亡です。e 入院中に発生した重度褥瘡に起因する敗血症による死亡
入院中のケアや管理と密接に関係します。
ひっかけポイント
終末期患者の死亡はすべて医療関連死、と考えると誤ります。
大切なのは、医療そのものが死亡にどう関与したかです。
覚えるポイント
- 医療行為や管理が死亡に関与 → 医療関連死に含まれる
- 原疾患の自然経過による死亡 → 医療関連死には含めない
本問では、これに当たるのが d です。