118C34|第118回 医師国家試験 過去問
内科系呼吸器COPD・喘息・気道疾患
笛音〈wheezes〉の原因となるのはどれか。(3つ選択)
3つ選択
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正解: c・d・e
正解
- c 左心不全
- d 気管支喘息
- e 慢性閉塞性肺疾患
解説
wheezes、笛音は、気道が狭くなったときに生じる高調な連続性ラ音である。
したがって、気道狭窄をきたす病態でみられやすい。
wheezesをきたす病態
c 左心不全
正しい。肺うっ血によって気道壁が浮腫を起こし、心臓喘息としてwheezesを聴取することがある。d 気管支喘息
正しい。気管支平滑筋収縮、粘膜浮腫、分泌物増加によって典型的にwheezesを生じる。e 慢性閉塞性肺疾患
正しい。とくに気道閉塞が強いときにwheezesを聴取する。
wheezesをきたしにくい病態
a 気胸
誤り。換気低下により呼吸音減弱が主体であり、wheezesは典型的ではない。b 無気肺
誤り。虚脱した肺では気流が減少するため、呼吸音減弱が主体で、wheezesは通常みられない。
ひっかけポイント
- wheezesは喘息だけではない。
- 左心不全でも、気道浮腫により喘鳴様の所見を示すことがある。
- 一方、気胸や無気肺は音が増える病態ではなく、むしろ呼吸音が弱くなる病態として整理するとよい。