118C71第118回 医師国家試験 過去問

社会医学・医療システム医療倫理・医療安全患者の権利・意思決定支援

この患者の今後について、アドバンス・ケア・プランニング〈ACP〉を行う方針となった。 誤っているのはどれか。

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正解: b

正解

b 患者より夫の意向を優先する。

解説

ACPは、将来の医療やケアについて、患者本人の価値観や希望を中心に話し合っていく過程である。
家族の意向は重要だが、本人の意思に取って代わるものではない。

ACPの基本

  • 本人が話せるうちは、まず本人の意思を確認する。
  • 状況に応じて、医師、看護師、介護職、ソーシャルワーカーなど多職種で支える。
  • 話し合いの内容は記録に残し、共有する。
  • 患者が安心して話せる環境を整える。
  • 病状や考え方は変化しうるため、繰り返し確認する。

各選択肢の検討

  • a 多職種で支援する。
    適切である。ACPは多職種協働が重要である。

  • b 患者より夫の意向を優先する。
    誤り。ACPでは本人の意思が最優先である。

  • c 話し合った内容を記録に残す。
    適切である。後の医療やケアに反映するために重要である。

  • d 患者が話しやすい環境を整える。
    適切である。ACPの質を左右する基本姿勢である。

  • e 患者の意思を繰り返し確認する。
    適切である。意思は時間とともに変化しうる。

ひっかけポイント

  • 家族は重要な支援者だが、本人の意思を支える立場である。
  • 認知症が疑われる症例でも、意思疎通が可能な段階では、まず本人の希望を丁寧に確認する。

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