27AM51|第27回 精神保健福祉士国家試験 過去問
事例を読んで、A市で重層的支援体制整備事業を所管するB職員(社会福祉士)の対応として、適切なものを2つ選びなさい。 〔事 例〕 就労経験のない若者やその家族から「働きたいと思っても、長年ひきこもっていることもあり、心身の状態に合わせて働ける場所がない」との意見が集まっていた。Bは、本人達の状態に合わせた多様な就労の機会を確保することを目指して、今後の参加支援事業の実施方法について関係者と検討することとした。
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正解: 3・4
正答
3、4
この問題のポイント
重層的支援体制整備事業の参加支援は、既存制度の対象に当てはめることを先にするのではなく、本人・世帯のニーズに合わせて社会とのつながりを段階的につくります。相談支援、参加支援、地域づくりを一体的に進めることが特徴です。
解説
本人や家族の声を基に関係者が支援方法を検討する会議を開く3と、地域の企業や商店街へ働きかけ、短時間就労や就労体験など多様な参加の場をつくる4が正答です。参加支援は一般就労だけを唯一の目標にせず、本人の状態、希望、強み、生活状況に合う参加機会をオーダーメイドで調整します。一つの機関へ委ねて終えるのではなく、地域資源を開拓し、相談支援や地域づくりと連動して継続的に支えます。
選択肢の確認
1.一般就労が事業の支援目標であるため、ハローワークの求職票の探し方を学ぶプログラムを導入する。
誤り。一般就労に限定せず、本人の状態と希望に応じた多様な社会参加を支援します。
2.参加支援事業の独自性を明確化するため、地域づくり事業や相談支援事業と切り離して取組を進める。
誤り。三つの支援を一体的に実施し、相談で把握したニーズと地域の場を結び付けます。
3.本人や家族の支援ニーズを踏まえ、社会参加に向けた取組を検討するための会議を開催する。
正しい。本人・家族のニーズを中心に、関係者で個別の参加支援を検討することが適切です。
4.中小企業や商店街などに働きかけ、短時間就労や就労体験などの支援メニューを創出する。
正しい。地域資源を開拓し、本人に合う多様な参加機会をつくることは参加支援の役割です。
5.ひきこもりに関する参加支援は、ひきこもり地域支援センターに対応を委ねる。
誤り。専門機関とは連携しますが、対応を丸ごと委ねず、市町村の包括的な支援体制で協働します。
覚えるポイント
重層的支援体制整備事業は「属性を問わない相談支援・参加支援・地域づくり」を一体化します。参加支援は本人のペースに合わせたオーダーメイドのつながりづくりで、地域の受け皿の開拓も含みます。