27AM71|第27回 精神保健福祉士国家試験 過去問
問題解決アプローチに関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。
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正解: 2
正答
2
この問題のポイント
パールマンの問題解決アプローチは、クライエントが援助を活用して問題解決に取り組む力、すなわちワーカビリティを「動機づけ・能力・機会」の三側面から捉える点が特徴です。
解説
問題解決アプローチは、生活上の困難を病理そのものとみなすのではなく、誰もが続ける問題解決過程の一部として捉えます。クライエントを問題解決の主体かつワーカーとの共同参加者と位置づけ、現在取り組む問題を部分化・焦点化します。その際、問題を解決したいという動機づけ(motivation)、問題に対処する情緒的・知的・身体的な能力(capacity)、援助機関や環境から利用できる機会・資源(opportunity)を継続的に把握し、必要に応じて高めるため2が最も適切です。ほかの記述は、それぞれ機能的アプローチ、危機介入、心理社会的アプローチ、課題中心アプローチの特徴を示しています。理論名と介入技法を、共通する部分だけでなく固有の焦点から識別します。
選択肢の確認
- 1.クライエントのもつ主体的な意志の力に注目し、支援機関の活用を図る。:適切ではありません。クライエントの意志と機関機能の活用を重視するのは、機能的アプローチの中心的特徴です。
- 2.クライエントの動機づけ、能力、機会を把握して支援を進める。:正答であり最も適切です。問題解決に取り組み援助を活用する力をMCOの三側面でアセスメントします。
- 3.クライエントが直面している危機状況に対して、短期集中的に働きかける。:適切ではありません。危機による一時的な均衡の崩れに迅速・短期集中的に介入する危機介入アプローチの説明です。
- 4.クライエントへの直接的な支援とともに、個人を取り巻く環境に働きかけを行う。:適切ではありません。人と状況を捉え、直接的・間接的治療を組み合わせる心理社会的アプローチの特徴を示します。
- 5.クライエントが解決を望む問題について、目標と期限を設定し課題に取り組む。:適切ではありません。合意した標的問題に対し、期限を区切り具体的課題に取り組む課題中心アプローチの説明です。
覚えるポイント
問題解決アプローチはパールマン、問題解決の主体は本人、評価枠組みはMCO(動機づけ・能力・機会)。目標・期限・課題なら課題中心、危機への短期集中なら危機介入です。