27AM76第27回 精神保健福祉士国家試験 過去問

新カリキュラム(第27・28回)共通科目ソーシャルワークの理論と方法

コノプカ(Konopka, G.)の提唱したグループワークの原則に関する次の記述のうち、適切なものを2つ選びなさい。

2つ選択
解答・解説を見る

正解: 3・4

正答

3、4

この問題のポイント

コノプカのグループワーク原則は、個人とグループ双方の個別化、メンバー自身の問題解決への参加、新しい経験の機会、葛藤解決の経験、必要な制限などを通じて成長を支えます。

解説

グループワークでは自由な相互作用を尊重しますが、メンバーやグループの安全・成長を阻害する行動には、目的に照らして必要な制限を設けます。ルールを明確にし、なぜ必要かをメンバーと共有する「制限の原則」に該当するため3が適切です。また、同じグループでも各メンバーの経験・能力・ニーズは異なり、グループ自体も目的、構成、発達段階、文化が異なります。個人とグループの双方を固有の存在として理解する個別化を述べた4も適切です。コノプカは新しい多様な経験の機会と、葛藤を建設的に解決する経験を重視します。援助者はグループ過程を意図的に支えますが、メンバーに代わって問題を解決するのではなく、メンバー自身の参加と相互援助を促します。

選択肢の確認

  • 1.メンバー個々に新しい体験を付与することよりも、過去の体験を重視する。:適切ではありません。過去を理解しつつも、成長につながる新しいさまざまな経験の機会を意図的に提供することを重視します。
  • 2.援助者が積極的にプログラムに参加し、メンバーの問題を解決する。:適切ではありません。援助者はプログラムと相互作用を支えますが、問題解決の主体はメンバーであり、代わって解決しません。
  • 3.グループ活動のルールを決め、メンバーの成長を阻害する場合には制限を設ける。:正答であり適切です。安全と成長を守るため、目的に沿った必要最小限の制限を明確にする「制限の原則」に合致します。
  • 4.メンバー個人の相違点、及び当該グループが他のグループとは違う特徴をもつグループであることを認識するために個別化を行う。:正答であり適切です。各個人とグループそのものの固有性を認識する二つの個別化を正確に述べています。
  • 5.メンバー間の相互作用の中で生じる葛藤は、表面化しないように働きかける。:適切ではありません。葛藤を隠すのではなく、安全に表現し建設的に解決する経験を成長の機会として活用します。

覚えるポイント

コノプカの原則では「個人と集団の個別化」「メンバー自身の問題解決」「葛藤解決の経験」「新しい経験の機会」「必要な制限」を一組で覚えます。

関連問題

27AM7527AM77
学習アプリでこの問題を解く(記録・メモ・カード化)