28AM70|第28回 精神保健福祉士国家試験 過去問
事例を読んで、相談支援事業所のB相談支援専門員(社会福祉士)がCさんへの再アセスメントで行うことに関する次の記述のうち、適切なものを2つ選びなさい。 〔事 例〕 Cさん(27歳、男性)は、19歳で統合失調症を発症し2か月入院した。退院後は、デイケアやグループホームを活用して生活訓練を行ってきた。2年前からは、日中は週5日間、就労継続支援A型事業所で、清掃作業とチラシの折り込み作業を行っている。現在は症状も安定し、服薬管理も問題なく、事業所の給料と年金で一人暮らしをしている。Cさんは、引き続き、相談支援計画を作成しているBに「A型事業所の職員を見ていて、正社員の仕事に就きたいと思うようになった」と相談してきた。
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正解: 2・5
正答
2、5
この問題のポイント
再アセスメントは、本人の希望や状況が変化したときに、目標、強み、課題、環境、資源を改めて本人と確認する過程です。支援者が手段を先に決める段階ではありません。
解説
Cさんが正社員就労を望むようになったため、仕事内容、勤務時間、体調管理、必要な技能や支援など就労に向けた課題を確認する2が適切です。同時に、意欲が高まった背景と、希望する仕事や条件についての現実的な理解を確認する5も適切です。「現実認識」は夢を否定する評価ではなく、本人と情報を共有して実現可能な道筋を考えるために把握します。
選択肢の確認
1.ピアスタッフとしてA型事業所で働くことの意思の有無を確認する。
誤り。Cさんは正社員就労を希望しており、支援者がピアスタッフという別の進路に狭めるのは適切ではありません。
2.正社員での就労に向けた課題を確認する。
正しい。本人の希望を実現するため、技能、体調、労働条件、支援ニーズ等を協働して再評価します。
3.A型事業所で働くメンバーにCさんの転職の可能性を確認する。
誤り。本人の同意なく他の利用者へ情報を共有することは守秘義務上問題で、評価を委ねる相手でもありません。
4.正社員での就労に向けた具体的な手段と手続きを決めて、Cさんに確認する。
誤り。支援者が先に手段を決定せず、再アセスメント結果を基にCさんと選択肢を比較して計画します。
5.就労意欲の高まりと、現実認識の程度を確認する。
正しい。希望の背景、仕事への理解、期待する条件を確認し、強みと必要な情報・支援を整理します。
覚えるポイント
再アセスメントは変化した希望から再出発します。課題だけでなく強みと環境を捉え、本人と情報共有して次の計画を共同決定します。