28PM18|第28回 精神保健福祉士国家試験 過去問
WHO(世界保健機関)のメンタルヘルス・ギャップ・アクション・プログラム(mhGAP)に関する次の記述のうち、正しいものを1つ選びなさい。
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正解: 5
正答
5
この問題のポイント
mhGAPは、精神・神経・物質使用の問題に対するケアの不足、すなわち治療・支援ギャップを縮小するWHOの行動プログラムです。
解説
WHOのメンタルヘルス・ギャップ・アクション・プログラムは、とりわけ資源の乏しい国・地域で、精神・神経・物質使用障害に対するサービスを拡充することを目指します。非専門的な保健医療現場でも根拠に基づく評価と介入を提供できるよう、実施ガイド等を整備し、国家間・地域間のケア格差を縮めます。DALYは疾病負担を示す指標、Mental Health Atlasは各国の資源・政策等をまとめた情報、包括的精神保健行動計画は別のWHO枠組みです。SDGs採択より前から始まった取組でもあります。
選択肢の確認
1.「メンタルヘルスなしに健康なし」を原則とした精神保健行動計画である。
誤り。これはmhGAPそのものの定義ではなく、WHOの精神保健政策全般に関わる表現との混同です。
2.疾患による損失生存年数と障害生存年数を合計して求める健康指標である。
誤り。これは障害調整生命年、DALYの説明です。
3.SDGs(持続可能な開発目標)の採択に基づき作成された。
誤り。mhGAPはSDGs採択前に開始され、採択を直接の作成根拠としたものではありません。
4.世界各国の精神保健資源に関する基礎データを収集した情報報告書である。
誤り。これはMental Health Atlasの説明です。
5.精神保健体制の国家間の格差を縮小することを目的としている。
正しい。ケアへのアクセスと提供体制の格差、治療ギャップの縮小を目指します。
覚えるポイント
mhGAPの「gap」は必要なケアと実際に届くケアの差です。プログラム、指標、統計報告書、行動計画を区別します。