60PM032第60回 作業療法士国家試験 過去問

自助具を作製する際の道具と目的の組合せで正しいのはどれか。

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正解: 5

正答

5

この問題のポイント

自助具作製における道具の用途を正確に理解することは、作業療法士が実際の臨床現場で安全かつ効果的に介入を行うための基本。各道具の本来の機能を誤認すると、作業の効率や安全性に影響を与える可能性がある。特に、材料の固定は作業の正確性と安全に直接関与するため、正しい道具選択が重要。

解説

自助具の作製は、患者の日常生活動作(ADL)支援を目的とした作業療法の重要な一環である。この問では、作業現場でよく使用される工具とその適切な用途の対応を問う。万力(バイス)は、材料を挟んで固定するための基本的な道具であり、作業中におけるずれや破損を防ぐ上で不可欠である。他の選択肢では、道具の機能が誤って記載されている。たとえば、錐は穴をあけるための工具であり、厚さ測定にはノギスが適する。電動ボール盤は穴あけ用で、針金切断にはペンチが用いられる。木材の削りには鉋ややすりが適している。

選択肢の確認

1.錐〈きり〉 材料の厚さを測る。
→ 誤り。錐は穴をあけるための工具。厚さ測定はノギスに任せる。

2.電動ボール盤 針金を切る。
→ 誤り。ボール盤は穴あけ用。針金切断はペンチが適する。

3.ノギス 板に穴をあける。
→ 誤り。ノギスは寸法測定に用い、穴あけには専用工具が必要。

4.ペンチ 木材を削る。
→ 誤り。ペンチは針金の切断や把持に用い、木材削りには鉋などが必要。

5.万 力 材料を固定する。
→ 正しい。万力は作業中における材料の安定を確保するための標準的な道具。

覚えるポイント

「測る」「切る」「あける」「固定する」「削る」という5つの機能に分類することで、道具と用途の対応を整理できる。特に「固定」は作業の安全に直結するため、万力の役割を正確に把握することが、臨床的判断の土台となる。

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