61AM095|第61回 作業療法士国家試験 過去問
認知症で最も頻度が高いのはどれか。
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正解: 1
正答
1.Alzheimer 型認知症
この問題のポイント
認知症の原因を理解する上で、頻度の高いものから見極めることが重要です。特に高齢化が進む現代社会において、最も一般的な認知症のタイプを正しく識別することは、臨床判断や適切な介入設計に直結します。
解説
認知症の原因疾患の中で、Alzheimer型認知症は最も頻度が高く、全体の約60〜70%を占めます。このタイプは、脳内にアミロイドβの蓄積とタウ蛋白の異常蓄積による神経原線維変化が見られることが特徴です。臨床的には記憶障害が最初に現れ、進行性に言語、判断、行動の変化が見られます。作業療法においては、ADL(日常生活動作)やIADL(手段的日常生活動作)の支援に焦点を当て、認知の維持・補完を目的とした介入が求められます。特に、記憶の喪失が進むことで、環境調整や認知刺激活動の重要性が高まります。
選択肢の確認
1.Alzheimer 型認知症:正しい。高齢者における最も一般的な原因で、頻度が最も高い。
2.Levy 小体型認知症(原文表記。正しくはLewy小体型認知症):誤り。約15〜20%を占めるが、2〜3位。幻視やParkinson様症状が特徴。
3.血管性認知症:誤り。脳血管疾患後に発症し、約10〜20%。まだら認知障害が特徴。
4.正常圧水頭症:誤り。認知症を呈するが、頻度は極めて低い。治療可能(シャント術)は重要だが、頻度としては低い。
5.前頭側頭型認知症:誤り。若年性発症が特徴で、全体では少ない。人格変化や常同行動が主な症状。
覚えるポイント
「Alzheimer型が最も多く、高齢者で最も見られる」ことを頭に入れる。作業療法介入では、その背景にある認知の進行に応じた環境設計や認知訓練が不可欠です。頻度を理解することで、患者個別に適した支援が可能になります。