46AM004|第46回 視能訓練士国家試験 過去問
病院内の事象について正しいのはどれか。
解答・解説を見る
正解: 1
正答
1
この問題のポイント
医療安全におけるインシデントとアクシデントの概念を問う問題です。
解説
**インシデント(ヒヤリ・ハット)**は、患者に実害が及ばなかった、あるいは及ぶ前に発見された事象です。ハインリッヒの法則が示すように、多数のインシデントの背後に重大事故が潜んでおり、重大事件に発展する危険性をもつため必ず報告し分析します。
アクシデントレポートとヒヤリハット報告書は別物です。院内での転倒骨折は医療事故(アクシデント)にあたります。原疾患の自然経過による死亡は医療事故ではありません。実害がなくてもインシデントとして扱います。
選択肢の確認
1.インシデントは重大事件に発展する危険性をもつ。
正しい。インシデントは重大事故に発展する危険性をもち、報告と分析の対象である。
2.アクシデントレポートはヒヤリハット報告書と同義語である。
誤り。アクシデントレポートとヒヤリハット報告書は区別される。
3.病院の廊下で転倒し骨折した場合にはアクシデントにあたらない。
誤り。院内での転倒骨折は医療事故(アクシデント)にあたる。
4.原疾患の自然経過であっても死亡すれば最重度のアクシデントになる。
誤り。原疾患の自然経過による死亡は医療事故ではない。
5.医療行為前に間違いに気付き実害がなければインシデントにあたらない。
誤り。実害がなくてもインシデントとして扱う。
覚えるポイント
- ハインリッヒの法則:1件の重大事故の背後に29の軽微事故と300のヒヤリハット。
- インシデント=実害なし、アクシデント=実害あり。
- 報告は責任追及ではなく、システム改善のために行う。