49PM048|第49回 視能訓練士国家試験 過去問
老視について誤っているのはどれか。
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正解: 4
正答
4
この問題のポイント
老視の機序と症状を問う問題です。
解説
老視の主因は**水晶体の弾性低下(硬化)**であり、毛様体筋(Müller筋=毛様体筋の輪状部)の機能不全が主因ではありません。毛様体筋の収縮力は比較的保たれるため、選択肢の記述は誤りです。
眼精疲労、瞳孔が開いて焦点深度が浅くなる薄暗い環境での見えにくさ、遠視のほうが自覚が早いこと、初期に調節弛緩時間が延長することは、いずれも正しい記述です。
選択肢の確認
1.眼精疲労がある。
誤り。老視で眼精疲労が生じるという記述は正しい。
2.薄暗い環境で見えにくくなる。
誤り。薄暗い環境で見えにくくなるという記述は正しい。
3.近方明視不良を自覚する時期は近視より遠視で早い。
誤り。近方明視不良の自覚が遠視で早いという記述は正しい。
4.毛様体Müller筋の機能不全により調節機能が減退する。
正しい。老視の主因は水晶体の弾性低下であり、毛様体Müller筋の機能不全ではない。
5.初期は近方視から遠方視が可能となる調節弛緩時間が延長する。
誤り。初期に調節弛緩時間が延長するという記述は正しい。
覚えるポイント
- 老視=水晶体の弾性低下による調節力の減少。40歳代から自覚する。
- 遠視眼は早く、近視眼は遅く自覚する。
- 調節力は10歳で約10 D、40歳で約4.5 D、60歳でほぼ0 D。