51PM017|第51回 視能訓練士国家試験 過去問
健常者で測定した暗順応検査の結果(別冊No. 2)を別に示す。前明順応を行わないで測定した暗順応曲線の結果はどれか。

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正解: 3
正答
3
この問題のポイント
前明順応の有無による暗順応曲線の違いを問う図問題です。
解説
通常の暗順応検査では、あらかじめ強い光で前明順応を行い、視物質を十分に分解させてから暗所での閾値の回復を記録します。すると初期の錐体部分からKohlrauschの屈曲点を経て杆体部分へ至る二相性の曲線が明瞭に描かれます。
前明順応を行わないと、視物質がある程度残っているため出発点の閾値が低く、屈曲点が不明瞭で早期に低い閾値へ達する曲線になります。
選択肢の確認
1.①
誤り。この曲線は前明順応を十分に行った典型的な二相性曲線である。
2.②
誤り。この曲線は前明順応を十分に行った場合の形である。
3.③
正しい。出発点の閾値が低く屈曲点が不明瞭な、前明順応を行わない場合の曲線である。
4.④
誤り。この曲線は前明順応を行った場合の形である。
5.⑤
誤り。この曲線は杆体機能障害を示す形である。
覚えるポイント
- 暗順応曲線=錐体部分→Kohlrauschの屈曲点→杆体部分の二相性。
- 前明順応が不十分だと出発点の閾値が低く、屈曲点が不明瞭になる。
- 夜盲(網膜色素変性・ビタミンA欠乏)では杆体部分の閾値が下がらない。