53PM010|第53回 視能訓練士国家試験 過去問
固定内斜視について正しいのはどれか。
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正解: 5
正答
5
この問題のポイント
固定内斜視(強度近視性斜視)の病態を問う問題です。
解説
強度近視で眼軸が伸長すると、眼球が上直筋と外直筋の間から耳上側へ脱臼し、外直筋が下方へ、上直筋が鼻側へ偏位します。その結果、外転と上転が高度に制限された内下斜視となります。
加齢とともに緩徐に進行し(急性ではなく)、治療は上直筋と外直筋を結合するYokoyama法(内直筋前転は逆効果)、まれに強度近視でなくても生じることがあり、脱臼するのは眼球の後部です。
選択肢の確認
1.急性発症する。
誤り。加齢とともに緩徐に進行する。
2.内直筋前転が有効である。
誤り。内直筋前転は逆効果であり、上外直筋結合術を行う。
3.強度近視でないと発症しない。
誤り。まれに強度近視でなくても生じることがある。
4.眼球の前部が筋円錐から脱臼する。
誤り。脱臼するのは眼球の後部である。
5.外直筋と上直筋の間に眼球が脱臼する。
正しい。外直筋と上直筋の間に眼球が脱臼する。
覚えるポイント
- 強度近視性固定内斜視=眼球後部が上直筋と外直筋の間から耳上側へ脱臼。
- MRIの冠状断で外直筋の下方偏位・上直筋の鼻側偏位を確認する。
- 治療=上直筋と外直筋を結合するYokoyama法。