45PM053|第45回 視能訓練士国家試験 過去問
固定内斜視に伴わないのはどれか。
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正解: 3
正答
3
この問題のポイント
固定内斜視(強度近視性内斜視)の病態を問う問題です。
解説
固定内斜視は、強度近視による眼軸長の延長で眼球が大きくなり、上直筋と外直筋の間のプリー(滑車構造)の結合組織が脆弱化して、眼球が筋円錐の上耳側から脱臼することで生じます。眼球が下鼻側に固定され、内下斜視となって外転が高度に制限されます。
外眼筋の肥厚は甲状腺眼症の所見であり、固定内斜視では外眼筋はむしろ延長・偏位します。
選択肢の確認
1.強度近視
誤り。強度近視は固定内斜視の基盤である。
2.眼軸長の延長
誤り。眼軸長の延長は固定内斜視の基盤である。
3.外眼筋の肥厚
正しい。外眼筋の肥厚は甲状腺眼症の所見で、固定内斜視には伴わない。
4.プリーの脆弱
誤り。プリーの脆弱化は固定内斜視の中心的な機序である。
5.筋円錐からの眼球脱臼
誤り。筋円錐からの眼球脱臼は固定内斜視の本態である。
覚えるポイント
- 固定内斜視=強度近視+眼球拡大+プリー脆弱+眼球の上耳側脱臼。
- MRIで上直筋と外直筋の間から眼球が脱臼している所見が診断的。
- 治療は上直筋と外直筋の縫合(横山法)など。