53PM045|第53回 視能訓練士国家試験 過去問
前房蓄膿をきたすのはどれか。
解答・解説を見る
正解: 3
正答
3
この問題のポイント
前房蓄膿をきたす疾患を問う問題です。
解説
角膜真菌症では、角膜実質の感染に伴う強い前房内炎症により前房蓄膿をきたします。糸状菌や酵母による感染で、外傷(とくに植物による)やコンタクトレンズ、ステロイド点眼が誘因になります。
老人環(脂質沈着)・円錐角膜(角膜の菲薄化)・水疱性角膜症(内皮不全)・単純ヘルペス角膜炎(通常は前房蓄膿を伴わない)では、前房蓄膿はきたしません。
選択肢の確認
1.老人環
誤り。老人環は加齢による脂質沈着で炎症を伴わない。
2.円錐角膜
誤り。円錐角膜は角膜の菲薄化と突出であり炎症ではない。
3.角膜真菌症
正しい。角膜真菌症では強い前房内炎症により前房蓄膿をきたす。
4.水疱性角膜症
誤り。水疱性角膜症は角膜内皮の機能不全による。
5.単純ヘルペス角膜炎
誤り。単純ヘルペス角膜炎では通常前房蓄膿を伴わない。
覚えるポイント
- 前房蓄膿=感染性角膜潰瘍(細菌・真菌)、眼内炎、Behçet病。
- 角膜真菌症=植物による外傷、長期のステロイド点眼が誘因。進行が緩徐。
- Behçet病の前房蓄膿は無菌性で、体位により水平面を作る。