55PM029|第55回 視能訓練士国家試験 過去問
細隙灯顕微鏡を用いた観察法で、前房の炎症の観察に最も適しているのはどれか。
解答・解説を見る
正解: 5
正答
5
この問題のポイント
前房の炎症の観察に適した照明法を問う問題です。
解説
**焦点照明法(細隙照明法)は、細く強い光束を斜めから当てて光の通り道(Tyndall現象)を観察する方法です。暗室でこれを行うと、房水中に浮遊する細胞やフレア(蛋白)**が微小な光点や靄として見え、前房内炎症の評価に最も適しています。
徹照法は眼底反射を背景としたシルエット観察、強膜散乱法は角膜の微細な混濁、鏡面反射法は角膜内皮、広汎照明法は全体の把握に用います。
選択肢の確認
1.徹照法
誤り。徹照法は眼底反射を背景としたシルエットの観察に用いる。
2.強膜散乱法
誤り。強膜散乱法は角膜の微細な混濁の観察に用いる。
3.鏡面反射法
誤り。鏡面反射法は角膜内皮の観察に適する。
4.広汎照明法
誤り。広汎照明法は全体の把握に用いる。
5.焦点照明法
正しい。焦点照明法(細隙照明法)が前房の炎症の観察に最も適している。
覚えるポイント
- 前房のフレアと細胞=暗室で細く強い光束を斜めから当てて観察する。
- フレア=蛋白の増加、細胞=炎症細胞。ぶどう膜炎の活動性の指標。
- レーザーフレアメータで定量することもできる。