第54回
54AM005|第54回 視能訓練士国家試験 過去問
内頸動脈-後交通動脈分岐部の動脈瘤により障害されやすい脳神経はどれか。
解答・解説を見る
正解2
正答
2
この問題のポイント
脳動脈瘤により障害されやすい脳神経を問う問題です。
解説
内頸動脈-後交通動脈分岐部の動脈瘤は、その直下を走る動眼神経を圧迫します。動眼神経の外側表面を走る副交感神経線維が先に圧迫されるため、瞳孔が侵される(散瞳する)動眼神経麻痺となります。
これはくも膜下出血の切迫を示す危険な徴候であり、緊急に画像検査(MRA・CTA)を行う必要があります。虚血性(糖尿病性)の動眼神経麻痺では瞳孔が保たれる(瞳孔回避)ため区別できます。
選択肢の確認
1.視神経
誤り。視神経は視交叉部の病変で障害される。
2.動眼神経
正しい。内頸動脈-後交通動脈分岐部の動脈瘤は動眼神経を圧迫する。
3.滑車神経
誤り。滑車神経は脳幹背側から出て走行が異なる。
4.外転神経
誤り。外転神経は頭蓋内圧亢進で障害されやすい。
5.顔面神経
誤り。顔面神経はこの部位の動脈瘤では障害されない。
覚えるポイント
- 瞳孔を侵す動眼神経麻痺=脳動脈瘤の圧迫を疑い緊急対応する。
- 副交感神経線維は神経の外側表面を走るため圧迫に弱い。
- 瞳孔回避のある動眼神経麻痺=虚血性(糖尿病・高血圧)が多い。
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